結婚3年目になる私たちはとにかく 夫婦喧嘩 が多い!
家出したことも多々。。。(笑)
カップル時代から激しい喧嘩が多く「これはもうダメかもしれない」と思うこともあったのですが、
「喧嘩をしなくて済む相手よりも、喧嘩をしても仲直りできる相手と結婚しよう」という想いで結婚。
詳しくは、私たちの結婚秘話を含む コチラ にて!
先日も些細なことで 夫婦喧嘩 をし、見事私は 炊飯器リベンジ を果たしました(笑)
(所要時間:6分)
Contents
夫婦喧嘩 は、本当につらい!
夫婦喧嘩って本当に嫌ですよね~。
心の底から憎しみが湧き出て、キーーーーってなりますよね(´;ω;`)ウッ…
カップルの喧嘩との違いは?
カップルの喧嘩だと
なんて可愛い本音で解決できることもありますが
夫婦になると正直、別に仲良くしたいとかじゃないんですよね。
ただ、(自分と違う相手の)その感覚が信じられない、恐ろしい、おぞましい!みたいな
ただただスムーズに過ごしたいだけなのに、またしてもガックリくるような言動をされて、テンションが一気に降下・・・
そしてこの喧嘩のゴールが、カップルのような
みたいな、雨降って地固まる系では一切ない。
夫婦の間では、喧嘩がなんとなく終息に向かうと、やっと無情の日常に戻れる・・・というだけのこと。
つまり一言でいうと、(重大な問題が解決するときなどを除き)ただの夫婦喧嘩にはダウンサイドしかないことが多いのです。
夫婦喧嘩。でも、ベースが幸せだということに気づける人は強い?
先日の女子会で結婚7年目の友達からこんなことを聞きました。
旦那にムカついたとき、今までだったら「でも次の瞬間もしも死んじゃったらやっぱり悲しい」って思って堪えられる部分があったけど、最近では「でももしこの人死んだら、保険おりるし、住宅ローンなくなるし、娘たちと母子家庭で生きていくのも悪くないかもしれない」って思うようになってきた(笑)
一見怖いですが(笑)、私には、彼女の旦那さんに対する思いが伝わりました。
旦那さんが何をして彼女を落胆させているのかは分かりませんが、
彼女は「旦那を変えさせたい」とか「旦那がおかしい」と怒りを溜めるのではなく、
それでもこの人がいなくなったら悲しいんだ、と、今のままで本当は幸せなことなんだと、ありのままを一旦受け入れているのです。
ベースが幸せだと気付けたら、心に少し余裕をもって、さらなるアップサイドに目を向けられる気がします。
って思えたら、直してほしいところ、逆に自分が反省すべきところ、いろいろと冷静に話し合いができそうですね。
しかし、それがなかなかうまく機能しないと
「いなくてもそれなりに楽しく生きていけるわ。むしろ、そっちのほうが良いかも・・・」
と良からぬ本心に気づいて余計悩んでしまいますね(笑)
でも、本当の気持ちがそうなのであれば、その気持ちに向き合ったほうがいいと思います。
旦那をどうにかしようとするのではなく、まず自分が「どうしたいか」と「そのためには具体的にどうしたらいいか」という自分との対話に時間を注ぐほうが良いと思います。
夫婦喧嘩 も「イベント」に変えてしまう?
私たち夫婦の間では、夫婦喧嘩を「ひとつのイベント」と捉えて「楽しもう」という結論に至りました!
喧嘩が多くて婚約破棄しかけた時に彼が言った言葉「どのカップルよりも仲直りの数は多いよ!」に支えられて入籍。
(良かったのか悪かったのか・・・)
もう仕方ないので、喧嘩も大切なコミュニケーションのひとつだと位置づけたのです。
そして、仲直りまでのステップはきっと相手を思いやり、相手の立場にたつための大切な時間と思っています。
ここで一つ私たちの実践している夫婦喧嘩の仲直りの方法をお教えしたいと思います!
この方法が有効に働くのは以下の性質がある二人です。
このテクニックが効くカップルの特徴
- 気が強い
- 自分が正しいと思い込んでいる
- 理論攻めに走る
- 途中から相手を負かせてやりたいという別の欲求が働く
- 喧嘩はしたくないね、と普段は意見が一致している
・・・そう、私たちです(笑)
ではご紹介しましょう、私たちの 夫婦喧嘩 仲直りテクニック、その名は「スウィッチ作戦」です!!
夫婦喧嘩 解消の裏技! "スウィッチ作戦" とは!?
実は、このスウィッチ作戦は、ディベートから多くのヒントを得ています。
ということで、まずは「ディベート」についての基礎知識をお教えします。
ディベートはただの議論とは違う!勝ち負けを争うスポーツだ!
語りだすと止まらなくなるので手短に行きます。
ディベートとは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することをいう。討論(会)とも呼ばれている。(中略)
教育ディベートでは、その多くが説得力を競い合う競技の形で行われる。
- 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディベートの定義をまとめると
です。
そして、最後は第三者のジャッジによってその勝ち負けが決まります。
ポイントは、ディベートは勝ち負けが決まる競技であるという点。
そして、勝敗の要は「いかにオーディエンスを説得させられるか」という点であり、主張が対抗している相手方を感情的に論破することではないのです。
私は大学の授業で「ディベート」を受講していましたが、あるテーマが与えられたら、それに対しての肯定派意見・反対派意見どちらの目線にも立ったリサーチをしました。
例えば、「日本はもっと積極的に難民を受け入れるべきか否か」というテーマが与えられたら、受け入れ肯定派、受け入れ否定派、どちらのサイドにたっても論理的な主張ができるよう情報収集を行います。
なぜなら、肯定側と否定側どちらのサイドになるのかは、試合を始める直前までわからないからです。
どちらのサイドに立ったとしても、論理的な主張で周りが説得するような議論を展開すればよいのです。
ここに、自分の主観やエゴは不要です。むしろ、それを入れたら負けます。
私は、お互い負けず嫌いな夫婦関係に、このディベートのルールを応用したのです。
スウィッチとは?
ではここで本題の「スウィッチ」に移ります。
switchとは、(思いがけない)転換、変更 - 出典: Weblio 辞書
何をスウィッチ(転換)するかというと、それぞれの立場です!
散々、互いがそれぞれの主張を感情的にぶつけ合った後、その時はきます。
どちらかが口にする「はい、スウィッチ!」という合図とともに、それぞれの立場を交換して議論を再開するのです。
そして、勝ち負けを競います。
ここからは、"なんちゃってディベート" の始まりです。
なんちゃってディベート! "スウィッチ作戦" のメリットとは?
1:不満をぶつけ合う時間の罪悪感が減る。
喧嘩が始まると、まずはお互いが自分の主張をぶつけ合う時間が流れます。
はたから見たら、本当にただの夫婦喧嘩です。
でもスウィッチ作戦の戦いはすでに始まっています。
「スウィッチ」の合図とともに、今度は相手の立場にたって議論を展開していく必要があります。
よって、この段階(最初の相手が相手自信の主張をしている段階)で相手のぶつけてくる不満をしっかり聞くことはとても大切です。
これは、ディベートでいう情報収集にあたります。
この時点で相手を論破してしまったら、スウィッチしたとき、あなたの立場に立った相手が有利になりますね(笑)
相手にとってはそんなメリットもありますから、たとえ感情任せに言い過ぎたとしても(きっと普通の喧嘩で終わる時に比べたら)大丈夫。
自分が立派な主張で相手を論破しようとする=相手に情報を与えてあげているだけですから!
ストレス溜めずにどんどん吐き出しましょう!!!(スウィッチ後、不利になりますけどね)
2:本気で相手の立場に立つことができる
「スウィッチ」の合図がありました。
(基本的には、私の方から合図をすることが多いですね。)
さて、ディベートでは、自分の主観なんて関係なかったですよね。
どちらのサイドに立ったとしても、対立する相手の主張よりも自分側の主張が優位であるかを第三者に示す必要があります。
先の言い合いで情報収集をした相手の感情をもとに、相手サイドに立って、今度は自分の主張よりも相手の主張のほうが有利だと論理的に説得させるのです。
とても複雑な思いになりますが、勝ち負けの勝負。
負けず嫌いの私たちは、相手より自分の方が論理的で頭が切れるんだ!と見せつける機会だと思って頑張ります。
勝負だと思って取り組むことで、はじめて本気で相手の立場に立つことができるんですよね。
3:本気で相手の話に耳を傾けることができる。そして聞いていて気持ちがいい。
喧嘩をしていてよくあるのは、「話を最後まで聞いて!」「君の主張はもう聞きたくない!」というパターン。
でも、スウィッチ後の相手の意見は、「聞きたい!」となるのです(笑)
だって、相手は、自分の擁護をしてくれているわけですから。
ってなります。
しかも、目の敵である相手が、真向から自分を擁護する主張を展開してくれるのは、かなり嬉しいです!
もう、それを聞いた瞬間怒りなんて吹っ飛びます、本当です。
"スウィッチ作戦" 実際にあったケーススタディー
イメージがしずらいと思うので、直近で実際に私たちの間で行ったスウィッチをご紹介します。
本当にくだらなくて恥ずかしい喧嘩ではありますが・・・(恥)
背景
私は会社員のため朝起きて家を出ます。
一方、自由業の旦那は朝起きるのが苦手。
昼に起きて仕事を始めて、夜も家で仕事をしています。
事件
(私の帰宅後、キッチンカウンターでPC作業をしている旦那に、料理をしながら私が話しかけました)
私「週末の予定について話したいんだけど。」
旦那「ごめん、今俺仕事中なんだよね。君は仕事を終えて帰ってきているかもしれないけど、俺は仕事終わってないからさ」
私「昼までだらだら寝てるくせに、俺は忙しく仕事してるみたいなその言い方なに!?だったら朝早くから起きてやればいいでしょ!」
旦那「放っておいてくれよ!俺には俺のやり方があるんだから!」
私「そもそもここリビングなんですけど!」
スウィッチ後
私(スウィッチ後なので旦那サイド)の主張
朝から仕事を始める =必ずしも「偉い、正しいこと」ではない。
昼頃から初めて朝方まで仕事をするのが、最も集中力が続く点で私には合っている。
私は自分らしい仕事の仕方をしたくて、自由業を選択している。
あなたが朝から夜まで仕事をするスタイルでいることに異論はない。
どちらが正しいわけでも間違っているわけでもないのだから、その時間配分を否定することはしないでほしい。
旦那(私サイド)の主張
たしかに、お互いの時間配分を否定し合う必要はない。
ただ、お互いの異なる時間配分の中で話ができるタイミングは限られているから、その時間はお互いに確保できるよう努めるべきだ。
そして、リビングは本来家族が団らんで集う場所であるから、そこにいるあなたのオンオフを判断する義務は私にはない。
よって、仕事をしていると主張するのであればまずは部屋にいるべきだ。
相手は自分の主張をしてくれているので、お互いに「だよね~」となります(笑)
間違いなく感情的な反論は生まれません。
自分の(相手サイド)の主張に対しても、相手の(自分サイド)の主張に対しても、どちらにも納得ができるようになるのです。
結果
結局のところ、旦那が大幅な歩み寄りを見せて一件落着しました。
- 確かに、お互いが交わう時間帯は大切にすべきだ
- 確かに、仕事中話しかけてほしくないときには部屋に移動すべきだ
- そもそも、朝から行動したほうが身体にも家族にも良いことだから、なるべく朝方に切り替えられるようにする
もともとは、なにも譲る気配のない様子で喧嘩をしていたので、こんなに歩み寄りも見せてもらえて嬉しかったです。
なんちゃってディベート! "スウィッチ作戦" のデメリットとは?
ベースが仲良くないと無理
想像に容易いと思いますが、これはすご~い葛藤があるのです。
だって、喧嘩中に相手の肩をもって、自分の主張を自分で負かすようなものですから。
ですから、自分の主張や思いも強くて譲れなくて喧嘩になるけれども、本当はお互いのことが好きだし理解したいと思っている。
というカップル、夫婦にしか向きません。
お互いの理解が必要ですし、実際喧嘩の場面で持ち出せるくらいにメンタルを鍛える必要があります。
まずは、「スウィッチ作戦」ができる夫婦になることも重要かもしれません。
勝ち負けの判定をするオーディエンスがいない
ディベートと違って、夫婦喧嘩にはジャッジしてくれる第三者はいませんよね。
でも、実はそこは問題ありません。
なぜならディベートとの大きな違いは、このスウィッチ作戦、最後は勝ち負けが関係なくなるのです。
勝ち負けがあることで成り立つのに、最後には勝ち負けは関係なくなるという不思議な作戦なんです。
やっぱり、夫婦は競技相手じゃない、チームなんだってことに気がつくんですね。
そんなの "きれいごと" だ。現実的じゃない!というあなたへ
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
しかし、こんな声が聞こえてきそうですよね。
- そもそもこんな作戦ができるような間柄だったら喧嘩なんてしないよ。
- 大喧嘩中にこんなふざけたことできるわけない。
- 相手にしてもらえなかったときに余計怒りがわく!
わかります、わかります。
私たちも、その作戦を思いついてから、実際に実践するまで1年くらいかかっています。
喧嘩前にこのルールを決めたところで、どちらも「スウィッチ」の合図は言い出せない。
相手の肩を持つつもりなんてさらさらないし「全力の怒ってる感」を出していたい。
本当はこんな喧嘩していたくないのに…
そこで私が実践したのは、"ひとりスウィッチ作戦" です。
"ひとりスウィッチ作戦" だけでも実は効果大!
相手を巻き込むのは最初は難しいです。
なので、最初は、怒り真っただ中のときに、自分の中だけで"スウィッチ"をしたのです。
完全に彼の立場になりきって、彼の想いを主張して、自分を負かせてみようと。
そうすると、どういうわけか、彼の言い分が理解できるようなったのです。
「たしかに・・・」と思えるようになったのです。
そして喧嘩中に
という言い方に変えることができたのです。
そうすると、意地を張っていた彼も少し肩に力を抜いて、歩み寄ってくれるようになりました。
大切なのは、相手と自分は違う人間であると理解すること
相手の立場にたつということはとても大切なことですよね。
でも、それよりも大切なのは、相手と自分は違う人間で、違う感覚の持ち主であることを理解することです。
よく言われることですが、夫婦といえど、違う環境で育った、まったくの別人ですから。
そう、「え、そんな考え方!?」「ありえない!」「信じられない・・」の後に(爆笑)をつけましょう!
「え、そんな考え方!?(爆笑)」「ありえない!(爆笑)」「信じられない・・(爆笑)」
楽しんで、リラックスして、相手の立場に立って、相手にも自分の立場に立ってもらって、そうしてやっと理解し合っていければいいのだと思います。
限りある時間、縁あって一緒になった誰かと、なるべく笑って過ごせたら幸せですね。