私には3つ歳上、33歳のと~っても仲良しな姉がいます。
美人だけどかなりのワガママ!(というと怒られますが。)
美人がゆえに男にもてはやされてきたのでこうなってしまったのでしょう。
さらに5つくらい年上の姉の旦那さん(以下、義兄さんと呼びます)は私の本当の兄ような存在。
そんな大好きなふたりですが、これがまたよく喧嘩する夫婦なのですわ。
義兄さんは根っからの起業家気質で今はとある施設を運営し、2年間で5店舗展開!
姉は基本的には依存症なので「旦那とは仕事も一緒がいい!!」なんて言うちょっと重い女子だったのですが、願い叶って今は義兄さんの仕事のお手伝いをしているんですね。
あまりの急成長ぶりに猫の手も借りたい状態なので姉も戦力に。
しかし姉は仕事をすることに不慣れなのでストレス耐性がなくすぐにキャパオーバー。
はい、ここで姉主張します。
私は仕事もやってるのに、帰って家事もやってる!不公平!!
そして言うのです。
もっと感謝されるべきだ!感謝してほしい!!!
そこで正論炸裂な母が現れて言います。
求める前に与えなさい。
はい、来ました。
姉が絶対に受け入れないに決まってるフレーズ。
こんなことで姉が納得するわけありません。
そこで私は言いました。
まず、スーパー大事なありきたりな一言。
お姉ちゃんの気持ちはわかるよ。
仕事と家事の両立って大変だよね。
ここで一旦私に対しての聞き耳ゲット。
求める前に与える、って本当にその通りだよね。
ここで母へのフォローもいれます。
とりあえずここで二人のケア完了。
そこから続けます。
でも、義兄さん、たった数年の間に5店舗も展開するのすごくない?
それって簡単にはできないことだよね。
その裏にどれだけの苦労と努力、決断の不安や恐怖があったんだろう。
正直、私にもお姉ちゃんにもできないことだよね。
それを実現させている。
そんな義兄さんに対してはどれだけの尊敬と感謝の言葉を伝えた?
つまり言いたいのは・・・
求める前に、実は自分もたいして与えてないことに気づけよ、ってことwww
姉は、たしかに~と爆笑。
求める前に与えよ、は少し姉にはハードルが高すぎたのです。
現実的じゃないというか…
与えてからその見返りを得るまでの時間が耐えられないというか…
それを言ってしまうと「私は与えてるもん!やってるもん!!」と自分のギブがテイクよりより重いことを強調させてしまい、余計むかつかせるのです。
だから、まずは、求める前に自分もたいして相手に与えてないってことに気づくことで、相手とイーブンになれる。
その瞬間、自分が吠えている「欲しい欲しい」ストレスが少し解消されるのです。
悲しいことに、人は自分がしていることと同等の見返りが欲しいものなんですね。
それがないとイライラ、ストレスが溜まるのです。
そして我慢ができない姉のような人間は、恥ずかしがることもなくその主張を真っ向から相手にぶつけていくのです。
だから、ちょっとしたテクニックにはなってしまうけれども、自分がしていることの認識のハードルを下げることで、今得ているものとのバランスを取ることがポイント。
でもいつかは、自分を幸せにするのは自分。ということに気づいて、相手に求めずに、自分と大切な人の幸せのために無条件の愛を注げるような素晴らしい人間になりたいですね。
まあ、当分無理でしょうけどね(笑)