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姪っ子の原稿
姪っ子から送られてきた原稿がこちら。
姪っ子の English Diary
I drunk shi-kuwa-sa-juice it was very good!!
I enjoyed snorkel I saw many beautiful fish!
添削後
まず最初に、私の添削後の英文を載せますね。
添削
Okinawa Trip
I went to Okinawa during Golden Week, April 29 to May 3.
I ate lots of delicious food there, for example, garlic shrimp and other things like that.
ゴールデンウィーク中に~した
BeforeI went to Okinawa in this golden week.
After I went to Okinawa during Golden Week.
「GWに~したよ!」というとき、inではなくduring(~の間)が自然な表現ですね。
many以外の「たくさん」の表現
BeforeI ate many delicious food!! Garlic shrimp.... something.
After I ate lots of delicious food there, for example, garlic shrimp and other things like that.
many=たくさんの はもちろん正解です!
ただ、many よりも、a lot of のほうがより口語的でくだけた表現。
日常会話では、manyよりもa lot ofのほうがより自然に使われます。
直接的な動作の表現は避ける
Before I drunk shi-kuwa-sa-juice it was very good!!
After I tried shikuwasa juice, which was so good!
シークワーサージュースを飲んだんですね!美味しそう。
もちろん、drunk (飲んだ) でも通じますし、間違いではありません。
ただ、英語は日本語よりも論理的なため、動詞はそのままの動作を表しているように聞こえてしまうんです。
ここでは、実際の「飲んだ!」という動作を伝えたいのではなくて、きっと「飲んでみたんだ!」という経験を伝えたいのだと思います。
それなら、「飲んだ」という直接的な動詞ではなくて、「挑戦した、試してみた」という意味の "tried (=tryの過去形)" を使ってみるとより自然ですね。
very 以外の「とても」① very と so の違い
また、さきほどの文章、very ⇒ so に修正しています。
Before I drunk shi-kuwa-sa-juice it was very good!!
After I tried shikuwasa juice, which was so good!
これも、"very" でももちろんOKです。
ただ、"very" はよりフォーマルで、客観的な視点が含まれます。
日記なら、もっと感情的でカジュアルな "so" が向いていますね。
文をぶつ切りにしないコツ
また、もう一つのポイントとして、文のつなげ方のアドバイスをします。
Before I drunk shi-kuwa-sa-juice it was very good!!
「私はシークワーサージュースを飲んだ とても美味しかった!」うん、意味は通じますよ。
だけど、日本語で考えてみても、ちょっと不自然じゃないですか?
日本語で日記を書くなら、「シークワーサージュースを飲んだんだけど、すごく美味しかった!」と、自然に文章をつなぎますよね?
英語も同じで、二つ以上の文章が、なんの接着剤もなくひとつの文章内に続くことってないんですね。
だから、ここで接着剤の役目をしてくれる "which" を活用しましょう!
", which" は、前の文章を受けて「それは」とつなげてくれる接着剤!
だから、", which" を「それ(彼女の文章でいうところの It)」として文を続けることができるよ。
After I tried shikuwasa juice, which was so good!
シークワーサージュースを飲んだんだけど、それはとっても美味しかった!
alsoを活用しよう
Before I enjoyed snorkel I saw many beautiful fish!
After I also enjoyed snorkeling and saw all kinds of beautiful fish in the ocean.
「私は~した。私は~した。私は~した。」と続くとちょっと稚拙に聞こえるし、なんだか読み飽きちゃいますよね。
そんなときは "also(~もまた)" を活用して、「私は~もした。」と表現することで、より自然になりますね。
many以外の「たくさん」の表現②
Before I enjoyed snorkel I saw many beautiful fish!
After I also enjoyed snorkeling and saw all kinds of beautiful fish in the ocean.
先ほど、manyよりも、a lot of もしくは、lots of のほうがより口語的という話をしました。
ここでは、「たくさんの美しい魚を見た!」と言いたいのですが、ここでいう「たくさんの」というのは、きっと、「多くの種類のたくさんの」ということですよね?
その場合、"all kinds of~"(様々な種類の、多くの~)が使えると、より伝わりやすいですね。
文章ではなく、形容詞を活用する
Before Hatenohara beach was very beautiful I was very impressed.
After Hate no Hama Beach was very beautiful and impressive.
これもまた、二つの文章がなんの接着剤もなく、ただ繋がっていますね。
「はての浜はとても美しかった私は感動した。」という日本語が違和感なのと同じです。
改善策としては、
- andをつける
⇒ Hate no Hama beach was very beautiful and I was very impressed. - , which をつかう
⇒ Hate no Hama beach was very beautiful, which impressed me. - Hate no Hamaを主語にし続ける(beautiful and impressiveが同列になり、文章が2つにならない)
⇒ Hate no Hama Beach was very beautiful and impressive.
Very以外の「とても」②
Before This trip was very fun!!!!
After This trip was tons of fun!
もちろん、 This trip was very fun!!! でも正解ですよ!でも、ありきたり(?)な "very" ばかり並べるのはつまらいないですね。
日本語でだって、「とても」ばかり使ってたら変ですよね(笑)
This trip was a lot of ( tons of ) fun!!! ⇒ この旅はたくさんの楽しみだった(=とても楽しかった!)
"very" を使わずに、「とても」が表現できますね。
a lot of と tons of の違いは?
tons of のほうが、より大袈裟なイメージです。
「うーんとたくさんの」「めちゃめちゃたくさんの」「すっご~くたくさんの」と、その多さを特に相手に伝えたいときに使えます。
want to ~(~したい)をより感情的に伝える can't wait to~を活用しよう
Before I want to go Okinawa again. ( Okinawa の前に to が抜けています。)
After I can't wait to go back to Okinawa again!
沖縄にもう一度行きたい、と言っていますが、妙に冷静に聞こえます。
ここは、したい!!という思いをより感情的に伝えられる can't wait to~!を活用しましょう。
can't wait to ~ = ~することを待てない、待ちきれない(=つまり、めっちゃ~したい!)
もう一度ここに戻ってきたい!!!!という思いの丈を最後に綴れば、素敵な日記になりますね。